流行だった日本酒が定着してくる 9 September 2017 – Posted in: 2017プレス発表, NEWS_JP
「少し前までは“珍しいお酒”、“流行のお酒”と思われていた日本酒ですが、今やフランスを始めとするヨーロッパでは定着した感があります」、と話すのはアカデミー・デュ・サケやサロン・デュ・サケを主催するシルヴァン・ユエ氏。
フランスをはじめヨーロッパ中で、日本酒人気が高まっています。一時の流行でなく、着実に日本酒ファンが増えています。安定した日本酒消費量がその証拠。財務省によると、2016年の日本酒取扱高は世界全体で前年比11%増、ヨーロッパへは15%増、なんとフランスへは40%増です。
昨今の日本酒のスタイルや味わい方は様々な方向へ展開しています。例えば、シャンパンからヒントを得た生まれた発泡日本酒。冷酒人気に押され下火だった熱燗の復活。食中酒としてフレンチやイタリアンに合わせるなどなど。また日本酒業界は海外での日本酒作りにも注目しています。ノルウェー、スペイン、イギリス、フランスでは数年前から日本酒を作り始めました。日本酒は世界に向けて新たな一歩を踏み出しています。
そんな中、パリで毎年開催されるサロン・デュ・サケは、ヨーロッパの日本酒(と他の日本の飲料)交流イベントとして注目を集めています。フランスを始めとするヨーロッパ各地の日本酒ファンや飲食業界関係者が集います。また、日本からも多くの蔵元、酒造メーカー、自治体が参加し、彼らに自身の自慢の日本酒を紹介します。また日本酒以外にも、有名無名を問わず、クラシックからモダンな日本アート作品も展示されます。
このパリで開催されるサロン・デュ・サケの大きな特徴は、ヨーロッパのガストロノミーが提案する日本酒と食の組み合わせです。ヨーロッパ人の持つ日本酒の味わいは、日本人のそれとどこが同じでどこが異なるのか。それらを実感していただけるのがアトリエ・デギュスタションです。国内外の日本酒ファン、そして日本酒ビギナーズ、酒類販売関係者、また日本酒製造関係者や産業振興関係者にとってとてもユニークで有意義な体験をしていただけると思います
2017年の新たな試み
今年のアトリエ・デギュスタシオンには二人の人気シェフにこの企画のためのオリジナルのメニューを考案してもらいます。ミシュランで二つ星を獲得した小林圭氏と、人気ショコラティエ、パティシエのジャックジュナン氏です。2人は昨年もアトリエ・デギュスタションに登場していただきました。彼らが展開する日本酒との組み合わせ、どうぞご期待ください。
アトリエ・デギュスタションは人数制限をいたしますが、多くの来場者にいつもと異なる日本酒とその土地の食材の組み合わせを経験していただくため、新たなに誰でも体験していただける試食スペースを設けます。毎日テーマを変え、また日本酒やその食材の生産者さんから直接ご説明いただけます。
・新たな日本酒の世界を知って頂くために講演会やマスタークラス、パネルディスカッションを企画しています。10か国が参加し、自国で日本酒を広めるためにはどのような課題があるかを討論する第三回欧州酒サミットも開催を予定しています。
・まだヨーロッパに輸入されていない日本酒やサロンデュサケ初出展の生産者様にもお越しいただきます。
- 2016年サロン・デュ・サケ / データー
- 来場者:3517人(31か国)
- 日本酒銘柄:260銘柄以上
- その他の日本飲料:94種類(ウィスキー、焼酎、リキュールなど)
- ワークショップ:17回開催
- ワークショップ参加者:合計886人
- 講演者・スペシャルゲスト:30名
サロン・デゥ・サケ 2017
(日本酒とその他日本の飲み物を通した交流会)
・場所 : Centre de Congrès NEW CAP
・アクセス : 1-13, quai de Grenelle 75015 Paris
・最寄駅 : Bir Hakeim (メトロ 6番線), Champ de Mars-Tour Eiffel( RER C線)
・日時:【一般-飲食関係者】2017年10月7日(土)・8日(日) 10:00~19:00
【飲食関係者】2017年10月9日(月) 10:00~18:00
・一般入場料 : 20€
・各種
Webページ
公式サイト : www.salon-du-sake.fr
Facebook : www.facebook.com/SalonduSake
Twitter : @sylvain_huet @SalonDuSake #SalonDuSake #DiscoverSake
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