2022年、フランスと欧州で 日本酒・日本飲料の新記録が生まれる? 26 July 2022 – Posted in: 2022プレス発表

2021年、フランスでは日本酒の輸入数量438,363リットルという驚異的な数字が記録され、コロナ流行直前の年である2019年との比較では65%増となりました。
この驚くべき大躍進の理由は、2012〜2013年頃から緩やかに始まった日本酒のトレンドが、この約2年で、加速度をつけて拡大したことによると考えられます。

10年未満の間に、日本からフランスに向けた日本酒の輸出数量は3.91倍に増え、輸出金額(円換算)は5.45倍の伸びを見せました。
10月1-3日にパリ15区New Cap イベントセンターで開催される「第8回サロン・デュ・サケ(ヨーロッパにおける日本酒と日本飲料の交流イベント)」では、間違いなくそうした成功を先取りすることになることでしょう。
サロン・デュ・サケ(ヨーロッパにおける日本酒と日本飲料の交流イベント)は、日本酒とその他日本の飲料を取り扱うイベントとしては日本国外で最大級です。10年前のスタート以来、業界のプロフェッショナルをはじめ、日本や日本文化を愛する欧州の人たちが日本酒や日本飲料に出会うために欠かせないイベントとして定着しました。

2013年以降、年一回のイベントとしてこれまで7回開催され(2014年と2020年は開催なし)、世界 72 ヶ国から2万5,000人(24,894人) の来場者、47全都道府県から延べ2600の銘柄と 生産者や出展者の皆様、日本酒から始まって緑茶や焼酎、ウイスキーやスピリッツ、リキュールなどあらゆるタイプの飲料と出展者が集まりました。

今年2022年のサロン・デュ・サケでは、さらに多くの業界のプロフェッショナル(2021年、すでに入場者の76%を占めています)を迎えることになるでしょう。今年のサロンのテーマは「テロワールからテロワールへ」。日本の生産者と卸売業者が出会える場を積極的に提供すると共に、数々の試食アトリエ(日本酒と肴のマリアージュアトリエ含む)では、西洋のガストロノミーとのマリアージュで日本酒やその他日本飲料の新たな可能性を再発見します。詳細は9月初旬に決定される講演会やマスタークラスもお忘れなく。

確かに言えるのは、今年のサロン・デュ・サケではフランスで初の紹介となる何百もの製品を試飲できると共に、飲食業界のプロフェッショナルたちは、2021年に残念ながらコロナ禍のせいでフランスに来ることができなかった日本の生産者たちと会えることをとても楽しみにしています。
試飲時以外でのマスク着用、衛生パスの提示義務といった厳しい状況下で行われた2021年10月2-4日開催第7回サロンでしたが、大方の予想を上回った3352人の入場を記録、うち2548人は飲食のプロフェッショナルでした。
2022年は昨年よりも開催の条件ははるかに改善され、より多くの参加、来場が期待されています。コロナの長い閉塞状態に苦しんだ市場も、今年のサロン・デュ・サケをきっかけにかつてないスピードで飛躍を遂げることでしょう。