第4回サロン・デュ・サケ : 日本の酒Sakéが大成功をおさめる
2017年10月 9 日午後6時、「第4回サロン・デュ・サケ ̶ヨーロッパにおける日本酒を中心とした日本の飲料交流イベント」は大盛況のうちにその幕を閉じました。来場者数は昨年を上回り、とくに飲食に携わる専門家の来場数は飛躍的に増加。日本から参加の蔵元はもとより、ヨーロッパ各地の生産者の出展数も大きな伸びを見せました。
アカデミー・デュ・サケ及びサロン・デュ・サケ主催者であるシルヴァン・ユエは、フランスでの酒Sakéブームが単なる一過性の流行に終わらず、フランス、ヨーロッパ全体の市場に広く浸透し、さらなる伸びをつづける一大現象であると分析しています。その関心を裏づけるものとして、日本の財務省の統計では2016 年度の日本酒輸出量は全体で11%増 、うちヨーロッパ向けが15%増、 フランスへの輸出に限れば40%増という驚異の成長を見せています。
2017年のサロン・デュ・サケは3日間で4091人の来場者数を記録し(前年比+16.3%)、フランス未発表の商品を含む350超の日本酒銘柄をはじめ、約100種の日本の飲料(ウイスキー、焼酎、ビール、日本茶など)が紹介されました。
飲食に携わる専門家の来場者数増加(前年比+20.7%)は特筆すべき現象です。多くのシェフやソムリエなどのガストロノミー専門家、カヴィストなどの酒類小売業者が、新たなる酒との出会いと、蔵元や輸入業者との商談のチャンスを求めて会場を訪れました。
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