《影響》: 2018年のサロン・デュ・サケのテーマ 31 July 2018 – Posted in: 2018プレス発表, NEWS_JP
公式セレモニーの初日などに行われる、日本からやってきた伝統行事《鏡開き》。 招待のお客様方と、酒サムライであるシルヴァン・ユエが一緒に酒樽の蓋を木槌で豪快に割れば、 《影響》をテーマに掲げた第5回サロン・デュ・サケが幕を開けます。
日本とフランスは、美術、文芸などさまざまな分野で互いに影響を与えあってきました。2018年10月開催のサロンでは、日本の豊かな美食文化、日本酒を使った革命的な試み、陶磁器や風呂敷といった身近な美術工芸、文化的旅行プログラムなどを通して、来場者の方と日本再発見の時間を共有してゆきます。
豊かな体験に満ちたプログラム —- 乾杯!
●酒巡りin Paris
日仏友好160周年記念、さらには明治時代始まりから数えて150年を記念した日仏共同文化事業《ジャポニズム2018》。そのプログラムの一環として、サロン・デュ・サケ2018の出展者の中から選ばれた24の蔵元が、パリ市内の24軒のレストランで行われるグルメイベント《酒巡りin Paris》に参加します。 各銘柄に合わせて各レストランが考案したメニューや自慢の一皿は、日本酒の繊細さをより引き立ててくれます。イベント期間はサロン・デュ・サケ直前の9/29-10/5まで。
●地方自治体の出展
今年のサロン・デュ・サケでは、複数の自治体様がスタンドを出展し、各地の代表的な商品と土地の魅力を紹介してくれます。こうしたスタンドでは、その土地、テロワールの地酒を飲み比べることもでき、より深い個人的な発見があるでしょう。
●未知の出会いへ
今年のサロンは、 乾杯のペアリング、講演会、マスタークラスなど昨年よりもさらに野心的で多彩なプログラムを準備しています。中でも試食アトリエでは、参加者たちは日本酒と料理のマリアージュをその場で味わうことができます。シェフ、レストラン関係者、MOF(フランス国家最優秀職人章)、パティシエらが、下記のテーマで腕によりをかけ工夫を凝らし、日本酒とのマリアージュの可能性を探ります。
・カキと日本酒/新鮮なまま、あるいは調理して。フランスでも親しまれているカキと日本酒の相性は抜群です
・クラシックなビストロ料理と日本酒/伝統的、古典的ともいえるビストロの代表的料理と日本酒の出会い
・新しいビストロ料理と日本酒/ 新たな解釈を加えたモダンなビストロ料理と日本酒の出会い
・川崎遼平と日本酒のアトリエ/2018年最も若い星付きシェフに選ばれた川崎遼平が、サロン・デュ・サケで自由に腕を奮います。独創的で忘れがたい、そんな彼のフランス料理と出合う貴重な機会です
「18歳のときに東京のレストランで働き始めました。8年間都内のいくつかのレストランで修行し、2015年に渡仏しました。
フランスに着いて最初の6ヶ月はアルザスで修行。パリへ移って最初は11区のQui plume la luneで働きました。続いて一ヶ月だけコペンハーゲンのレストランで研修生として働き、その後すぐ父とともにパリで「 Ken Kawasaki」を2016年 6月 12 日にオープン、 2017年3月にシェフに就任しました。(川崎遼平、パリ18区「 Ken Kawasaki」シェフ)
●第4回ヨーロッパ日本酒サミット
12〜15ヶ国の代表者が集まり、 各国の日本酒の消費傾向や過去の売れ筋、今後の見通しなどを、一般聴衆を前にパネルディスカッション方式で話し合います。テーマはサロン期間中3日間にわたって小グループにわかれて討論されます。
●2018年サロン・デュ・サケ大賞を新設!
2018年のサロンでは、下記3つの賞を新設しました。
- 2018年サロン・デュ・サケ 食の専門家賞
- 2018年サロン・デュ・サケ 一般入場者賞
- 2018年サロン・デュ・サケ デザイン賞