再始動後のサロン・デュ・サケは予想を超えた大成功! 14 October 2021 – Posted in: 2021プレス発表
サロン・デュ・サケ2021
(ヨーロッパにおける日本酒を中心とした日本飲料交流イベント 2021年10月2〜4日パリ):
大きな賭けに勝利した第7回サロン・デュ・サケ《革新、前例なき挑戦に向けて》
2021年10月4日(月)、業界のすべてのプロフェッショナルたちが待ち望んでいた第7回サロン・デュ・サケの3日間が幕を閉じました。再始動となったこの第7回サロンでは、予想を大きく超えた来場者数を記録し、うれしい驚きとなりました。
特に飲食業界のプロフェッショナルたちの来場数が予想を大きく超え、1年の延期を経て再始動となったサロン・デュ・サケが、もはや業界に欠かせないイベントであると確信に至りました。出展者の中には初日の夜にすでに商品の再補給を必要としたスタンドもあり、試飲アトリエや講演会ではキャンセル待ちリストが必要なほどの盛況でした。
フランスに来ることができなかった日本の生産者も多く、出展規模はやや縮小していますが、反面、商談に前向きな現地プロフェッショナルとの有益な出会いや、スタンドでの商品販売で売上の記録を伸ばした出展者もあり、このように笑顔と喝采で第7回目サロンの最終日を迎えることができました。
衛生上の制約と、日本から来仏が叶わなかった生産者が多かったにも関わらず、今回のサロンでは3352人、27ヶ国からの来場者を迎え、そのうち飲食業界や小売店などのプロフェッショナルは76%(前回2019年には66%)、24%の一般来場者。年月を重ねるにつれ、ヨーロッパでの販路拡大に向けたより良い出会いの場の提供という、サロン・デュ・サケの使命の重要性が高まっているように感じます。
講演、マスタークラス、試飲アトリエなど3日間の会期中に行われた20の催しでは、驚くべきスピードで申込が殺到し、告知後24時間以内に予約枠が埋まってしまう所もあったほどです。業界関係者、一般入場者ともに特に評判の高かったのは日本酒とのマリアージュのアトリエ。完璧な卵料理、キャビア、鶏のてり焼き、和菓子などをはじめ、常にリクエストが多く今後は組み合わせの定番ともなりそうなチーズなど、さまざまな食材や料理が、日本酒と合わせて供されました。
プロフェッショナル限定のマスタークラスでは、参加者たちは日本の地方や風土、日本で数年前から始まったGI (Geographical Indications)という制度などについて知識を深めるとともに、焼酎や泡盛といった伝統的な蒸留酒や日本酒の奥深さを学び、顧客の新規開拓と定着に役立てることでしょう。
2017年以来毎年、お気に入りの銘柄やボトルのデザインを来場者による投票で選ぶ、サロン・デュ・サケ賞を発表しています。
2021年は、3つのカテゴリーで下記の銘柄が選ばれました。
– 2021年サロン・デュ・サケ プロフェッショナル入場者賞
加賀の井純米吟醸 加賀の井酒造(新潟)
– 2021年サロン・デュ・サケ 一般入場者賞
千歳鶴 純米大吟醸《瑞翔》 日本清酒(北海道)
– 2021年サロン・デュ・サケ デザイン賞
ふふふ。 小豆島酒造(香川)
2021年サロン・デュ・サケに参加してくださった28のスタンドの皆様(126の銘柄と生産者や出展者の皆様)、北海道、広島、佐賀、そして初参加の岡山県という4つの自治体、そして3352人の来場者の皆様に、深く御礼申し上げたいと思います。この第7回サロンが、商業活動の本格的再スタートとなるようなすばらしい雰囲気の中で盛況のうちに終えられたのも皆様のおかげです。
この成功は、フランスやヨーロッパ諸国で、日本酒や日本飲料への需要が特に増していることを表しており、ここ5年で日本酒の輸入量は倍増していることでも明らかな通りです。
ではまた、2022年10月1〜3日に開催される第8回サロン・デュ・サケ (ヨーロッパにおける日本酒を中心とした日本飲料交流イベント)でお会いしましょう。